認知症初期集中支援チームとは
平成28年9月から横浜市の委託を受け、横浜総合病院に青葉区認知症初期集中支援チームが設置されております。
認知症初期集中支援チームとは認知症と考えられる方に対してご自宅を訪問し助言を行い、物忘れ外来の受診やデイサービスやホームヘルプなどの介護利用へつないで住み慣れた地域で長く暮らすためのお手伝いをする多職種からなるチームです。当院では認知症専門医3名、作業療法士3名、看護師2名、精神保健福祉士1名、社会福祉士1名で構成されています。
対象となる方
横浜市青葉区のご自宅に在住の40歳以上の認知症が疑われる人や認知症の人で、以下のどちらかに該当する方
- 医療・介護サービスを受けていない人、または中断している
- 医療・介護サービスは受けているが、認知症による症状が強く対応に困っている
支援の流れ
横浜市青葉区のご自宅に在住の40歳以上の認知症が疑われる人や認知症の人で、以下のどちらかに該当する方
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相談 対象の方ご本人か、ご本人でなくてもご家族や周囲で困っている方から、お近くの地域包括支援センター(ケアプラザ)または青葉区役所高齢障害支援課にご相談ください(下記申し込み窓口)。
- 訪問 ご自宅にチーム員および、区役所またはケアプラザの職員が訪問し、ご本人やご家族からお話をうかがい、助言を行います。
- 受診 まだ認知症の診断を受けられていない場合、鑑別診断が必要な場合や、まだ介護認定を受けられていない場合などに、もの忘れ外来受診への支援を行います。
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かかりつけ医への引き継ぎ かかりつけの先生へ情報提供を行い日常診療へとつなぎます。通院が困難な方の場合は訪問診療のご紹介を行います。
- 介護サービス利用 ケアマネージャなどへ情報を引き継ぎ、必要な介護サービスに繋がることでご本人やご家族の生活が円滑に送られるよう支援を行います。
こんなケースに
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「同じことを何度も聞くようになった」「財布や鍵など無くしものが増えた」など物忘れが気になる家族に病院受診を勧めても、「まだ大丈夫」などと嫌がってかかろうとしてくれない。
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近所によく道に迷ったり、物がなくなったと相談に来たりする方がいるが、病院にかかったり支援を受けている様子がなく心配。
- デイサービスに通っているが周囲に暴力を振るうなど問題行動があり、このままでは利用停止になってしまうかもしれない。
留意点
- 支援期間はおおむね最長6ヶ月となります。
- 相談や自宅訪問に費用は発生しませんが、受診となった場合には通常の診療と同じ医療費がかかります。
- 介護保険事業のため、自宅訪問の場での検査や処方はできません。