眼科

眼科について

「丁寧な診療とわかりやすい説明を心がけて」
当科では青葉区近郊にお住いの小児から高齢者までを幅広く診療しております。原則、予約制としないことで、どなたでもお気軽に受診していただける診療体制を心がけております。

当院の眼科は、入院設備のある身近な地域の総合病院としての役割を果たして、安心して受診できる診療を心掛けております。大学病院などの高度医療機関へ行くことなく、当院で可能な治療をしっかりと行っております。
また、あざみ野健診クリニックの健康診断・ドック診療とも連携し、緑内障や糖尿病網膜症などの早期発見と治療にもつなげております。病状が進行し、積極的な治療が必要な場合には、外来通院で行えるレーザー治療や 硝子体注射などを行っております。手術治療としては白内障手術(日帰りもしくは1泊入院)、硝子体手術(通常3泊4日程度)を行っております。

対象疾患

一般眼科

結膜炎、ものもらい、ドライアイ、視力検査やメガネ処方も行っております。
尚、当科ではコンタクト処方の取り扱いはございません。

小児眼科

熟練した視能訓練士による斜視・弱視検査を行っております。大学病院で斜視・弱視外来を担当していた経験のある専門医も在籍しておりますので、安心してご受診いただけます。
当院にて検査・診察の結果、手術治療が必要となる場合には、近隣の大学病院へご紹介をさせていただくこともあります。

白内障手術

かすんで見える、眩しいなど日常生活に不自由を感じ始めていたり、運転免許更新ができない視力障害となったら、手術を行うタイミングです。白内障は誰でもかかる加齢による病気のため、通常は不自由がなければ手術をする必要はありません。不自由な場合においては、当院では積極的に手術治療を行っております。手術は多くの場合、目薬麻酔にて約15分程度で終えることができます。日帰りもしくは1泊入院のいずれかを選んでいただいておりますが、両眼の手術を行う場合は2週間の間隔を空け、左右で2回に分けて行っております。挿入する眼内レンズは保険診療の範囲内で使用する単焦点レンズで、症例に応じて乱視矯正用のレンズ挿入も行っています。なんでもお気軽にご相談ください。
尚、当院では選定療養や自費診療での多焦点眼内レンズは扱っておりません。

緑内障

40歳以上の日本人には 5.0%の有病率があり、まだ診断を受けていない多くの患者さんが潜伏していると推測されます。進行してしまった視野障害は元には戻りませんので、最も大切なことは“早期発見”に尽きます。診断を受けてからも定期的な眼圧測定、視野検査を行い、病状が早期の場合には点眼治療だけでなく、症例に応じてレーザー治療(SLT:選択的レーザー線維柱帯形成術)を行うこともあります。また、手術治療は線維柱帯切開術(眼内法)を1~3泊入院で行っております。それ以外の手術治療や管理が必要な場合は、主に聖マリアンナ医科大学病院へのご紹介を行っております。

糖尿病網膜症

糖尿病による合併症のひとつで、網膜の血管障害を起こすことで病気となります。無症状であっても定期的な眼底検査が大切となります。網膜症の発症や進行には、糖尿病の罹病期間が長い、血糖コントロールが不良、高血圧症を併発している場合などでリスクが高くなります。中等度以上に進行してしまうと治療を行っても後遺症を残しやすくなりますので、是非、積極的に眼底検査を受けましょう。 外来にて内科としっかりとした連携をとり、治療としてレーザー光凝固術、黄斑浮腫に対する抗VEGF硝子体注射、重症網膜症に対しては硝子体手術を行っております。

加齢黄斑変性

50歳以上の日本人の約1.2%に有病率があると言われており、喫煙と紫外線などが発症のリスクと言われています。目をカメラに例えるとフイルムの役目をするのが網膜、その中心部を「黄斑」と呼びます。ものを見るために大事な役割を担う黄斑部において異常な血管から出血や水分が漏れ出てくる病気が加齢黄斑変性です。定期的な視力検査、 眼底検査やOCT(光干渉断層計) という画像診断を行い、病状の進行程度を確認します。現在は予備軍の方にはサプリメント(ルテイン)や禁煙、薄いサングラス(UVカット)をお勧めし、発症した方には、多くの場合で抗VEGF硝子体注射を行っております。手術治療ではなく注射による投薬治療が中心となります。

黄斑上膜/黄斑円孔

目をカメラに例えるとフィルムの役目をするのが網膜、その中心部を「黄斑」と呼びます。その黄斑部に被膜が形成されたり(黄斑上膜)、孔が開いてしまう(黄斑円孔)のがこれらの病気です。
黄斑上膜は網膜にしわができており、視力低下や歪み、大きく見える (大視症) などを感じるようになります。発症から古いものになると、硝子体手術をしても歪みが残ったままになることが多いです。 また、黄斑円孔を放置すると円孔が大きくなり、手術治療による治癒、良好な視力獲得が難しくなります。どちらも早めの受診をお勧めいたします。

 

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網膜剥離

1万人に1人の割合で起こる病気で、20歳代と50-60歳代に起こりやすい傾向があります。初期症状は飛蚊症や視野障害ですが、網膜剥離が黄斑部(網膜の中心部) に及ぶと急に視力が低下してしまいます。若年者の場合はゆっくりとした進行になることが多いですが、 中年~壮年での場合は、発症から急激に進行することがあります。手術後の視力回復や後遺症を考えると、黄斑部まで病状が進行する前に手術を行うことが望ましく、緊急手術が必要と判断した場合には近隣の大学病院へご紹介をさせていただくことがあります。

 

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眼内レンズ偏位・脱臼

白内障手術時に挿入した眼内レンズの位置が、支える靭帯の断裂、水晶嚢の破損により目の中でずれてしまった状態です。多くの場合で年齢変化が原因ですが、他には強度近視眼、落屑症候群(らくせつしょうこうぐん)、網膜剥離手術後、外傷などがあります。近年は90歳を越えた長寿の方々が増えていることにより、頻度が多くなっている傾向にあります。視力が低下したり、レンズのずれによる眩しさなどの症状でお困りの場合に手術治療を行います。当院では偏位・脱臼した眼内レンズは硝子体手術にて摘出し、新しい眼内レンズを固定し直す手術(眼内レンズ強膜内固定術) を3泊入院で行っております。

医師紹介

四万村 京子/Kyoko Shimamura

部長

PROFILE
  • 聖マリアンナ医科大学(1992年卒)
  • 聖マリアンナ医科大学病院
  • 総合新川橋病院
  • 日本眼科学会専門医
  • 日本緑内障学会

四万村 京子

  • 眼科一般
  • 白内障手術

河西 雅之/Masayuki Kawanishi

部長

PROFILE
  • 聖マリアンナ医科大学(1997年卒)
  • 聖マリアンナ医科大学病院
  • 総合新川橋病院
  • 熊谷総合病院(出向)
  • 総合新川橋病院(復帰)
  • 日本眼科学会専門医
  • 眼科PDT講習会受講修了認定医

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  • 眼科一般
  • 小児眼科
  • 白内障手術
  • 硝子体手術

外来担当医表

 
 
午前 四万村 京子
河西 雅之
四万村 京子
濱口 友里
四万村 京子
河西 雅之
河西 雅之
濱口 友里
四万村 京子
河西 雅之
四万村 京子
河西 雅之
午後 河西 雅之
  • 完全予約制

術前検査外来

四万村 京子
  • 完全予約制

術前検査外来

四万村 京子  

※女性はピンク字で表記

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