腎センター

腎センターについて

 当センターでは透析導入前の腎不全保存期治療を内科で行い、透析導入から維持透析治療を泌尿器科で行います。血液透析に必要な内シャント(ブラッドアクセス)の設置を行い、血液透析の開始から外来維持透析まで行います。 内シャント(ブラッドアクセス)は自己血管、人工血管、長期留置カテーテルなどを利用設置し、またその狭窄、閉塞などトラブルに対して血管造影検査や経皮的血管形成術(PTA)や再手術を行います。

透析室には22台の透析装置を配置し、血液透析を行なっています。 外来維持透析のほかに、他の疾患で手術や入院治療が必要になった方々の透析管理を行っています。 ICUでは急性血液浄化やアフェレーシス、24時間持続透析などを施行します。

 

特徴

  1. ① ICUでのCHDFや吸着療法などの体外循環には ICU担当MEが実施
  2. ② 創傷センター、糖尿病センターなどが充実し入院中の合併患者の透析も担当
  3.  

あなたの腎臓を守るために——早めの発見と専門的なケアを
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが少しずつ低下していく病気です。初期のうちはほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。しかし、早い段階で見つけて適切な治療を行うことで、進行を抑え、健康な生活を長く続けることができます。
近年は高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となるCKDが増えており、誰にでも起こり得る身近な病気となっています。そのため、かかりつけ医での定期的な血液検査・尿検査がとても大切です。異常が見つかった場合は、専門的な検査や治療ができる腎臓内科へのご相談をおすすめします。
当院では、地域のクリニックや医療機関と連携しながら、CKDの早期発見から治療、生活サポートまで一貫した体制を整えています。受診された方にはまず、血液や尿の検査、超音波などの画像検査を行い、腎臓の状態を詳しく調べます。2025年からは腎生検(腎臓の組織を調べる検査)も再開し、より正確な診断が可能になりました。
治療では、血圧や血糖、体重、コレステロールの管理をはじめ、脱水や感染症など腎臓に負担をかける要因を防ぐことが大切です。当院では、医師・看護師・栄養士がチームとなって、薬の調整や食事・生活のアドバイスを行い、一人ひとりに合った治療をサポートしています。
もし腎機能の低下が進み、透析などの治療が必要となった場合も、患者さんとご家族が納得して治療法を選べるよう、丁寧な説明と相談の時間を設けています。当院には透析治療用のベッドや、透析に必要な血管アクセス(シャント)を作るための設備も整っています。
腎臓の健康を守るためには、「気づいたときに受診する」ことが何よりも大切です。疲れやすい、むくみがある、尿の量や色が気になるなど、少しでも変化を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

センター概要

ベッド数 22床 
透析実施日および開始時間 月~土 1クール制  9:00~ 
医師/医療スタッフ  医師 2名 臨床工学技士 5名 看護師 5名 
透析用患者監視装置 22台 
多人数用透析液供給装置 2台 
持続緩徐式血液透析装置 11台 
逆浸透水処理装置 1台 

腎センターについてのお問い合わせ

045-903-7144(直通ダイヤル)

医師紹介

志村 哲/Satoru Shimura

センター長

PROFILE
  • 北里大学(1987年卒)
  • 北里大学病院
  • ベイラー医科大学(米国)
  • 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
  • 日本泌尿器科学会泌尿器科指導医
  • 日本透析医学会透析専門医
  • 日本性機能学会専門医
  • 泌尿器科疾患一般
  • 尿路生殖器癌
  • 男性機能不全
  • 透析

谷澤 雅彦/Masahiko Yazawa

センター長代理

PROFILE
  • 聖マリアンナ医科大学(2005年卒)
  • 聖マリアンナ医科大学病院
  • 中部ろうさい病院
  • 名古屋第二赤十字病院
  • 川崎市立多摩病院
  • 日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
  • 日本腎臓学会指導医・専門医
  • 日本透析医学学会指導医・専門医
  • 日本移植学会認定医
  • 日本臨床腎移植学会認定医
  • 日本腎代替療法医療専門職推進協会専門指導士
  • 日本腎臓リハビリテーション学会腎臓リハビリテーション指導士

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