手術の注意事項とお願い
外来手術を受ける方へ
- 手術室に入室頂きましたら着替えて頂きます。脱衣しやすい服装でお越し下さい。
- 鎮静して手術を受ける場合、自動車や自転車の運転は避け、徒歩や公共交通機関をご利用下さい。
- 手術中の顔色は、お体の状態を判断する上でとても大切です。お化粧はなさらずにお越し下さい。肌の色、唇の色は観察する必要がありますが、アイブローは可です。
当院における輸血方針の同意について
横浜総合病院では「相対的無輸血」の方針です。
「相対的無輸血」とは、患者さんの意思を尊重して可能な限り輸血をしないで治療する努力をしますが、「輸血以外に救命する手段がない」時には輸血をするという事です。
宗教上の輸血拒否に対しては、以下のように対応致します。
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患者さんの意思を尊重し、輸血をしないで治療ができるよう努力をします。
- 輸血以外では救命できないと判断した場合は、輸血同意書にサインをしていただいていなくても病院長の判断で輸血します。
- エホバの証人の信者の方が提示される書類に署名・捺印は致しません。
- 以上の方針は、患者さんの意識の有無、成人・未成年にかかわらず適用します。
カテーテル治療や手術・分娩など、すべての治療は輸血が必要になる可能性があります。
治療に時間的余裕があり、当院の輸血方針に同意頂けない方は、ほかの病院での治療をお勧めします。
手術後の予防接種について
以下のような理由から、予防接種を受けた後は時間をおいて手術を受けることが妥当と言われています。
*ワクチン接種後、体内で抗体がつくられる時期に麻酔や手術を行うことで、抗体が十分作られない可能性があること。
*ワクチンによる副反応が起こる時期に麻酔や手術を行うことで、副反応と術後の合併症の判断が難しくなること。
ワクチンによって副反応は様々ですが、多くの場合は接種した場所の痛み・発赤・発熱などです。重症なものでは、アナフィラキシーショック・けいれん・脳症などがあります。
手術前:ワクチン接種から手術までにあける時間
不活化ワクチンは2日
生ワクチンは3週間
不活化ワクチン
ヒブ、肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)、三種混合(DFT)、二種混合(DT)、不活性化ポリオ、日本脳炎、子宮頸癌、インフルエンザ、破傷風トキソイド、髄膜炎、B型肝炎、A型肝炎、狂犬病
生ワクチン
麻疹・風疹混合(MR)、麻疹、風疹、水痘、BCG、おたふくかぜ、ロタ、黄熱
インフルエンザワクチンについて
最近は、インフルエンザの生ワクチンを輸入して予防接種を行っているクリニックがあります。(2018年時点では、まだ日本では承認されていない点鼻タイプのワクチンです。)
また、不活化ワクチンでも、接種してから2週間ほどまれに重篤な副反応がでることがあるため、ワクチン接種後3週間は手術を控えるべきとする病院もあります。
手術が終わってから、ワクチン接種を開始するまでの期間
ワクチンの種類に関係なく術後一週間経過後
手術を予定されている方、予防接種を予定されている方は参考になさって下さい。
DPC対象病院指定に伴う入院医療費計算方式の変更について
当院は、令和4年4月1日から厚生労働省より認可を受け、DPC対象病院となりました。