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ベビーアラーム試験導入 | 横浜市の産婦人科マタニティセンター

助産師・看護師のひとりごと

ベビーアラーム試験導入

作成日:2024年04月01日(月)

みなさんは乳幼児突然死症候群(SIDS)をご存知でしょうか?

何の予兆や既往歴もない赤ちゃんが、眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。

 

予防策として

・赤ちゃんの周りでタバコを吸わない

・うつ伏せ寝を避ける

・赤ちゃんが1人になる時間を減らす

・温めすぎに注意する

・なるべく母乳で育てる

 

…などと言われていますが、これら予防策をしていたとしても、残念ながら原因不明で亡くなってしまう例が多いのが現状です。

そのため当院では、以前から赤ちゃんが寝ているマットレスの下に、敷くタイプのセンサーマットを使用しています。呼吸を含む体動を感知し、一定以上動いていないとアラームが鳴るマットです。

 

 

現在、当院では家庭でも使いやすいセンサーとして、オムツに付ける小型のベビーアラームをセンサーマットと併用して試験導入中です。

baby alarm 1 baby alarm 2

 

これらのセンサー器具でSIDSを完全に防げるわけではないと言われていますが、新生児の赤ちゃんって、大人しく寝ていたらそれはそれで、(はっ!!!!息してるかしら???)と夜中に突然目が覚めて、赤ちゃんの呼吸を確認した…なんて、多くのお母さん方が経験したことあるのではないでしょうか。

 

もちろんセンサーに頼りきりにならず、まずは予防策が大切ですが、少しでも不安の軽減になってくれる、1つの材料として検討してみたいと思います。

 

世界中のお母さんが、楽しく育児できますよーに(*˘︶˘人)

 

助産師I