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アドバンス助産師誕生☆ | 横浜市の産婦人科マタニティセンター

助産師・看護師のひとりごと

アドバンス助産師誕生☆

作成日:2016年12月13日(火)

 昨年度、助産師の実践能力を評価するCLoCMiP(クロックミップと読みます)レベルⅢ認証制度ができました。CLoCMiPレベルⅢ認証制度は、日本看護協会が開発したCLoCMiP(助産実践能力習熟段階/クリニカルラダー)を活用し、助産実践能力を評価することでCLoCMiPレベルⅢに達していることを客観的に認証する仕組みです。本制度は、日本看護協会を含む5団体からなる「日本助産実践能力推進協議会」(日本看護協会、日本助産師会、日本助産学会、全国助産師教育協議会、日本助産評価機構)が創設を進めてきた全国共通の仕組みです。

【CLoCMiPレベルⅢの到達レベル】

1、入院期間を通して、責任をもって妊産褥婦・新生児の助産ケアを実践できる

2、助産外来において、個別性を考慮したケアを自律して提供できる

3、助産外来において、指導的な役割を実践できる

4、院内助産において、自律してケアを提供できる

5、ハイリスクへの移行を早期に発見し対処できる

 

 申請には、分娩介助例数100件以上などの申請要件に加え、教育や管理がレベルⅢ相当であることの施設内承認が必要です。その後、書類審査、試験を経て認証申請に合格した助産師は『アドバンス助産師』として認証されます。5年ごとの更新制で、助産師が継続的に自己啓発を行い専門的能力を高めることにより、妊産褥婦・新生児に対し、安全で安心な助産ケアを提供できること、そして社会や組織が助産実践能力を客観視できることを目的としています。

 

 当院では、平成27年度に2名、平成28年度に5名のアドバンス助産師が誕生しました。(計7名/当病棟助産師12名中(58.3%))神奈川県では、13.1%(就業助産師に対する割合)です。

 今後も、認証を受けるだけでなく、さらなる自己研鑽に励む所存です。また、後輩たちの育成に尽力し、病院全体としてよりよいケアを提供していけるよう日々精進していきたいと思います。

 

助産師S☺